最近で一番のお気に入り。2005年作。邦題は『明日への轍(2007)』。
チャーリーが『Pictures for Pleasure』でデビューしたのが確か1985年だから、
20年後の作品になる。
もちろんそれまでに、『ドント・ルック・バック(邦題)』や、アーク・エンジェルス、
Charlie Sexton Sextet、ボブ・ディランのバックなど色々な変遷があるのだけれど。
これを入手したのは、恥ずかしながら昨年の夏。
前作『アンダー・ザ・ウィッシング・ツリー(1995)』が、グランジ~オルタナティヴ等
時代の影響を受けてか、かなりダークな仕上がりだったので、購入していなかった。
しかし今回のは、amazonのレビューを読むとかなりの高評価。
ディランのバックなどこれまでの経験が良い方向に繋がったのだろう。
聴いてみての第一印象は、前作よりも聴き易いものの、
1曲目から静かなアコースティックギターのイントロで始まる『Gospel』など、
あまり残らない感じだった。けれども繰り返し聴く程に段々味が出てきて、
すごくリラックスして聴ける。すっかりお気に入りに。
まさにスルメのようなアルバムとはこの事だという印象だ。
しかも日本盤ボーナストラックとして1stの1曲目『Impressed』の
ピアノ弾き語りver.が収録されていて、これも感涙ものだ。
なかなか入手困難だが、昔、チャリ坊を体験された方、ぜひ聴いて頂きたい。