先日、妻がマンモグラフィで再検査の診断を受けた。
診断書には「FAD C-3」と書かれており、昔なら専門用語で意味不明なところだが、
今はネットで何でも調べられる。普段ネット検索などまったくしない妻が、
この時ばかりは真剣な顔でパソコンの前に座っていた。
何だったのか聞いてみると「乳ガンって書いてあった」と言うので、
いくら何でもそんな直接的なことは書かないだろうと調べてみると、
『局所非対称陰影のカテゴリー3』、つまり左右のマンモを比較して、
濃度に非対称な部分がある場合をFAD、そしてそれが生理的な左右差であるのか、
それとも腫瘤なのか判別困難なときにカテゴリー3という事が分かった。
カテゴリー3は「良性、しかし悪性を否定できない」という診断で、
要精密検査で乳がんが見つかるのは100人に1人くらいらしい。
確率としては低いけれど、全く可能性が無いわけでは無い。
年末の忙しい時だが、不安な気持ちを抱えながら年越しするよりはマシと、
28日に仕事を休んで再検査に行くようにさせた。
結果は異常なしで、気になる様なら3か月後にまた来てくださいとの事で
幸い事なきを得たのだが、先日の牧野エミさん、雨上がりの宮迫さん、
他にも僕の勤める会社で、悪性の腫瘍が見つかり先日手術を行った社員もいて、
年齢的にも非常に考えさせられる出来事だった。
もう若くは無い。今まで色々な人生の経験は出来たし、
この先どうしても欲しい物、叶えたい大きな夢があるわけでもない。
しかし子供もまだ成人しておらず、
その責任を果たさず死ぬわけにはいかない。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
一応不安も解消され、昨晩は東京の友人が家族を連れて帰省したので、
再会を祝い、また前回の『いっきゅうさん』で飲み食いをした。
友人と奥さんと、可愛い高校生と中学生の娘さん二人。ウチの家族も四人。
しかしこの友人も結婚前に肺をやられ、5つの肺葉のうち幾つかを切除している。
幸いその後転移も無く元気で、今もタバコを吸っている(おい!)。
今年も残すところ、あと数時間となった。
このくだらないブログをこうやって書けているのも幸せな事だと感じられる。
今年も沢山の人にお世話になりました。来年もどうぞ宜しくお願いします。
そして、これを読んでくれているあなたの来年が、
良い一年でありますように。