前回の続きで、とにかく前日までに分かったことは、
梅酒まつりで運営されていたシャトルバスが数台あったということだった。
役場に連絡して探してもらえたのは役場のバスだという事なので、
6日の土曜日に現地に行く前に、ウチの行動力のある妻が
残っていたパンフレットに記載されている会場に片っ端から電話をした。
そして9軒目の『四季芳る 美郷の湯』さんで、
「昨日、バスからおばあさんを降ろした時、何かゴトッという音がしたので
見てみると黒いスマホが落ちていて、近くの派出所に届けた。」
という情報を得た。
急いで吉野川警察署に連絡したが、まだ届いていないので派出所と連絡を取り
後程電話頂けるという事になった。
待つこと約1時間。ついにスマホの所在が明らかになった。
しかし既に電源は切れている上に、利用停止にもしていたので
パソコンから利用停止を解除し、警察で充電してもらい、
家族総出で吉野川警察署まで取りに行き、紛失届を出し、本人確認をし、
受取書を書いて1週間ぶりに無事スマホは息子の手に戻った。
車の中で動き回っていたら傷だらけではないかと心配もしたが、
幸いなことに目立った傷もなかった。おそらく座席から立った時、
ポケットから落ち、見えにくい所に挟まったのだろう。
そしてその足で、見つけてくれた『四季芳る 美郷の湯』さんにお礼に行き、
地元の梅酒を購入し、その中のORGANOという食堂でコーヒーを飲んだ。
その日は寒く、その間に雪がチラホラしていた。
梅酒は500mlサイズで2,500円はちょっと高値だったが、
ローンの終わっていないスマホをもう一台新たに購入するよりは遥かにマシだ。
それになかなかいい雰囲気の所だったので、娘の受験が無事終了したら
みんなで宿泊に来てもいいなという話になった。
そして家に帰り、Gメールのパスワードを再設定させ、
Googleの『Android デバイス マネージャー』を設定させた。
これで万が一次回紛失した、電源が生きていれば位置は分かる。
いい勉強になった。というか家族全員で動いたし、
少しの受験勉強の息抜きにもなったかも知れない。貴重な体験だった。